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≪Blog≫ベトナム出身スタッフの日本語学習体験談(2)~漢字学習編②~

ベトナム出身スタッフの日本語学習体験談(2)~漢字学習編②~

 

今回は、弊社ベトナム人スタッフによる日本語学習体験記の第2弾です。
第1弾ではたくさんの反響をいただき、誠にありがとうございました!
今回も非漢字圏の学習者が苦労する「漢字学習」について書いてもらいました。

日本語の勉強を始めるまでは漢字を全く知らなかったそうですが、
努力に努力を重ね、今では日本語でブログが書けるレベルにまで至りました。
その努力のなかで彼女が感じたことを、どうぞご一読ください。

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こんにちは!
Futaba事務局のベトナム人スタッフのTです。

前回ご好評をいただいたため、引き続き学習者として漢字学習の
コツについてお話ししたいと思います。
今回は漢字を学んだときに感じた3つの要点について、お話しします。

1) 漢字を能動的に学ぶこと
非漢字圏の出身者なので、漢字を初めて見た時はびっくりし、
日本語は難しい言語だと感じました。
当時、私は先生の指導に従って勉強していました。

しかし、受動的に漢字を学ぶだけでは、自分の能力を伸ばすことはできますが、
時間がかかります。私は、学習ニーズや目的、レベルなどを自分自身で
把握できていなかったため、漢字を勉強するのに時間がかかりました。
能動的に漢字を学習するためには、自分の学習計画を立てて、
それに従い学習を進めていくことが大切です。
つまり、まずは自分のため何を学習するか、
一定の期間に漢字をどのぐらい覚えたいのか、自分の事をよく知ることが大事なのです。

例えば、1つの具体的な提案なのですが、毎日5文字の漢字の書き順・意味・
読み方を暗記するため、書く練習したり録音アプリ(AVR)を利用したり、
勉強してはどうでしょうか。
JLPT漢字数の目安はそれぞれN5・N4・N3・N2・N1レベル別に応じて、
およそ100字・300字・600字・1000字・2000字です。
覚えなければいけない漢字の総数から、一日に暗記する漢字の数を計算し、
覚える漢字を日にち別に決めます。
そして、その計画に従い、漢字の書き順やその漢字を使う言葉を書いたり、
録音したりして、学習していきます。
それに加えて、意味を理解しながら勉強すると効率的に実力をアップできます。
ひと手間がかかりますが、漢字の意味や成り立ちを深く理解でき、
その漢字を使った熟語などの知識も広がるため、漢字の知識だけではなく、
語彙力のアップにつながります。

この学習方法は学習者の根気が求められます。毎日、自分にとって適切な量で学習すれば、
間違いなく漢字の能力が伸びていくかと思います。
しかし、計画通りに進まないからといって、途中で諦めると、やったことは無駄になってしまいます。
そのため、漢字を学習する間、根気強さが必要なのです。

 

2)インプット・アウトプットを両立させること
漢字のインプットの学習方法には、「聞く」「読む」2つの技能を用います。
漢字のアウトプットの学習方法と言えば、「書く」「話す」です。
例えば、せっかく学んだ漢字を誰かに話さないと、この漢字は使わない言葉になります。
アウトプットすることによって、自分が学んだ漢字知識が整理されます。
そして、アウトプットする時に、わからなかったことやあやふやなことを調べることによって、
記憶が深く定着します。
さらに、アウトプットする内容などを日常から考える癖がつきます。
すると、話す時にその場面で使われる漢字の語彙がぱっと頭に浮かんで、
その中から、適した語彙を選んで、使うことができます。
つまり、人に伝える能力があがります。
学んだ漢字をなるべく先生・先輩・友達にしゃべるようにしたら、
知識整理・学習意欲・会話能力の向上に繋がります。
以上のように、漢字を学習する際に、
インプット・アウトプットを両立することが学習効果の向上に必要不可欠なのです。

 

3)自分に適切な方法を選別し、学習に活かすこと
自分の能力は自分が一番知っているので、自分にとって効率的な勉強法を運用することが大切です。

漢字学習の方法やコツについては、具体的にお話しすると長くなりますので、
また次回のブログでご紹介いたします!

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**「東日本大震災チャリティーメッセージbag活動」のお知らせ**
東日本大震災から丸10年の節目に、
依然として復興の道を歩んでおられる東北の皆さんと、
この先の担い手である子供達の笑顔のために、
現在チャリティー活動を行っております。

まずは弊社公式ブログの記事
https://www.futaba-edu.co.jp/blog/2021/06/8444.html)をぜひご一読ください。

活動にご賛同いただける方は、
https://forms.gle/V7rtqP8A6TQeTUD96よりお申込み頂きますよう、
お願い申し上げます。
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